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心が輝く!足に感謝のおもてなし

2024.01.17

いよいよ最終回となりました。
これまで第1回目からおつきあいくださいました皆さま、本当にありがとうございます。

本コラムを通じて、日進月歩、絶えず研究開発される数多の弾性着衣のなかから、「自分の状態に合う1着」を見つけていただくきっかけとなれましたら嬉しく思います。

最終回のテーマは、『心が輝く!足に感謝のおもてなし』と題しました。
ふだん身体の縁の下の力持ちとして頑張ってくれている”足さん”に感謝をこめて、ぜひ”足が喜ぶおもてなし”をいたしましょう!

◆おもてなし その1
~自分の合う靴、履くと安堵する靴を履く~

これは靴を履くうえで原点ともいえることではありますが、意外とご自分に合う靴が見つからないという方は多いようです。
そして何となく合っているかもと、ついしっくりこない靴を履いているということも・・・。

足の健康は、わたしたちの心と身体の健康に直結するほどの重要な礎ともなります。
“靴は自分の身体の一部”と考えていただいて、じっくりと靴選びをいたしましょう。

実は、靴選びというのは、実際にお店に行く前から始まっているんです。
まずはご自分の足をじっくり観察してみましょう。

①足先はどんな形?

足のつま先の形には、人それぞれの特徴があります。代表的なつま先の形は、大きく3つに分けられます。

画像タイトル

*足の親指が一番長い「エジプト型」

*2番目の指が一番長い「ギリシャ型」

*足の指の長さがほとんど同じ「スクエア型」

ちなみに、わたしの足先の形は「ギリシャ型」です。
そして横幅がやや狭いため、これまでも靴選びには大変苦労してきました。
素敵な流行りの靴や可愛い靴はもってのほか、頑張って選んだスーツ用のパンプスも仕事の帰りには痛くて、痛くて、最寄り駅から家まで裸足で帰宅したこともあります。

②専門家に相談してみましょう

最近は、靴の専門店やデパートなどでもシューフィッターの方が広く活躍されています。
わたしは1年に1度、靴の専門家の方に足の形を診ていただいています。
足幅や甲の高さ、アーチの深さ、足指の形、爪の向きなど、右足と左足でも微妙な違いがみられたり、
年齢を重ねるごとに、心地よさの感じ方にも変化があることを、時間をかけて学びました。

このように自分の足の状態を定期的にチェックすることで、わたしもようやく自分に合う、
履いていてほっと安堵するような靴を選べるようになりました。

◆おもてなし その2
~足を慈しみ、大切にケアする~

①暮らしのなかのさとう式リンパドレナージ

日中に弾性着衣やハイソックスを履いて過ごされた後、圧迫から開放された足のために、
お風呂タイムを活用しましょう!

まずは手のひらにせっけんの泡をたっぷりのせて、足のつけ根から足先までリンパドレナージを行いましょう。
そしてお風呂上りにはもう一度、保湿ローションで同じようにスキンケアを兼ねて、リンパドレナージを行います。
このときに、「いつもありがとう」と感謝と慈しみを込めて、身体から足の先の隅々までケアをします。

この暮らしのなかで身近にできるセルフケア方法「さとう式リンパドレナージ」を、患者さんにお伝えするむくみケアとしても、自分自身のケアとしても、かれこれ25年以上続けています。

※NHK『あしたが変わるトリセツショー』リンパ大解剖で紹介された
「リンパよしよしケア」はさとう式セルフリンパドレナージのバリエーション版です。

ぜひご参考にされてみてください。

◆おもてなし その3
~アーシング”Earthing”で地球の鼓動を感じる~

アーシングとは、素肌や素足で直接自然に触れ、地球と繋がることで体調を整える健康法です。
特別な方法や難しい知識は必要ありません。素肌を大地に接触させるだけでいいのです。
身体に帯電している余分な電気が地面に放出されると、身体の電流のバランスが安定し、デトックス効果をもたらします。

人間にとって自然に触れることは、とても本質的なことです。
靴や靴下、弾性着衣を脱いで、広がる海に足を浸したり、裸足のまま芝生のうえを歩いたり、森のなかで木々に触れて自然と一体となって、大きく深呼吸をしてみましょう。

自然豊かな田舎で育ったわたしにとって、太陽の光、花や草木の香り、土のぬくもり、小川のせせらぎ、そよぐ風を直接肌で感じることは、子どもの頃に染み込んだまっさらな感覚が蘇る大切なひとときです。

呼吸とともに、身体の奥にゆっくりと安堵感が生まれてくるのを感じながら、足のために豊かなリラックスタイムをつくりましょう。

 

 

『good enough』
ちょうどよい、適度な心地の良さー。
わたしの大好きな言葉です。

ご自分に合った弾性ストッキングをお使いになると、痛みや赤み、窮屈な感覚から解放されて、ふたたび心が輝きはじめます!
弾性ストッキングの特長や選び方のコツを知ることで、どの方にも、ぴったり、しっくりくる弾性ストッキングが見つかると思います。

ぜひ身近にいらっしゃる専門家の方々とも密に話し合いながら、あなたの大切なライフワークや生活のリズムに寄り添い、むくみケアをサポートしてくれる心地よい弾性ストッキングが見つかることを、心から祈っています!

感謝を込めて

PROFILE
佐藤佳代子 さん

リンパ浮腫療法士

20代前半にドイツ留学し、リンパ静脈疾患専門病院「Földiklinik(フェルディクリニック)」および「Földishule(フェルディ学校)」においてリンパ浮腫治療と専門教育の研鑽を積み、日本人初のフェルディ式「複合的理学療法」認定教師資格を取得。日々のリンパ浮腫治療を中心に、医療製品の研究開発、リンパ浮腫治療の普及活動、医療職セラピストおよび指導者の育成、医療機関や看護協会等の教育機関における技術指導、技術支援などに取り組む。

〈略歴〉
フェルディ式複合的理学療法 セラピスト資格取得(1998年)
フェルディ式複合的理学療法 認定教師資格取得(2000年)
ドイツ連邦共和国 医療マッサージ師 国家資格取得(2010年)
リンパ浮腫療法士資格認定(2013年)
NPO法人日本医療リンパドレナージ協会 副理事長(2014年)
国際リンパ浮腫フレームワーク・ジャパン研究協議会理事(2022年)